シーランド亡命政府は日本ではまれに言及されますが、その実態は意味不明なウェブサイトと言語の壁のせいでよくわかっていませんでした。今回少し時間をかけて、インターネットで深く調べてみるとこのような興味深い事実を知ることができました。
ザイガー率いる亡命政府はネオナチ陰謀論者集団であること。アーベンバッハがパナマ文書に載っていることなど、亡命政府の闇は思っているよりも遥かに深そうです。もう僕は調べる気力がないので誰か調べてください。
インターネットとGoogle翻訳を駆使してまとめた内容ですので間違いも多いかと思われます。「ネット de 真実」ですのであまり過信しないでくださいね。ここまで読んでくださりありがとうございます。
A 自分のWebサイトに、利用者に「Coinhiveを使ってます」と書かずにCoinhiveを設置した人たちが一斉に「ウイルス作成罪」で全国で検挙された事件。ほとんどは罰金数十万円を求刑された。
Q 裁判やってるの?
A 日本の司法制度では、軽い罪であれば課された罰金を払うだけで裁判なしで司法手続きを終わらせられるため、多くの検挙者は裁判を起こさなかった。(裁判には莫大な費用や時間がかかる。罰金を払ってしまうほうがお財布に優しい。)しかし、「これはおかしい」と思う人が勇敢にも裁判を起こして戦っている。一審では無罪判決。検察の控訴の後の二審では有罪となった。現在は上告を検討しているそうだ。
A Coinhiveは「現在の広告の代わりとして、広告を表示するのではなく、仮想通貨をWebサイト閲覧者のパソコン/スマホで採掘して、サイト管理者に収益をもたらす」サービスの名前。現在は収益性の問題からサービスは公開停止している。「Coinhiveを使ってます」と書かずにCoinhiveを置いたのは確かに「勝手に仮想通貨を採掘」していることになる。
A 主に2つの理由がある。1つ目は「それは悪いことかは置いておいて、Coinhiveはウイルスではないので、『ウイルス作成罪』で捕まるのはおかしい。」という意見。これは事件に怒っている人に共通する理由と言える。2つ目は「そもそも悪いことではないだろう。」という意見。2つ目は怒っているプログラマでも意見が分かれる。
Q「ウイルス作成罪」って?
A 正式には「不正指令電磁的記録に関する罪」という。ウイルスを作ること、あるいはウイルスを使う(配る)ことを取り締まる法律。ウイルスにはいろんな定義があるが、法律には、
A サイトを見てる人が意図していることは、そのサイトに書かれた内容を読むことだと言える。だから、それを邪魔するようなものは確かにウイルスかもしれない。仮想通貨を採掘することは、実は「パソコンやスマホにめちゃくちゃ難しい数学の問題を解かせること」と言い換えることができる。(記事末尾参照) だから、仮想通貨を採掘するためにはコンピュータに頭を使わせる行為なので、コンピュータが本来行わなければならない「サイトを見せる行為」に頭を働かせられなくなる可能性がある。(サイトを見せるためにもいろんな計算問題や、絵や文字をかくという美術の問題を解かなくてはいけない。)人間のようにコンピュータもいろんなことを同時にやるとうまくいかない。しかし、コンピュータが人間と違うのは、同時に物事をやるときに、どれにどの割合で頭を使うか正確に決められる。Coinhiveでは採掘のためにコンピュータがどれぐらいまで頭を使っていいかを指定することができた。裁判をしていた人は、サイトを見ることや、他のソフトをサイトを見ながら使うことにはほとんど影響しないように設定していた。
さらに、「ユーザーの意図しない行為」であったかどうかについても、このように考えるとそうではないと考えられる。Coinhiveは従来のネット広告の代わりとして開発されたが、我々はネットでWebサイトを見るとき、「広告を見ることを意図しているだろうか?」Youtubeでヒカキンの動画を見るときに、動画広告を見たいと思っているだろうか?答えは明らかに違うはずである。ネットには邪魔な広告がたくさんあるがこれらも明らかに意図しない行為である。さらに、Coinhiveは、サイトを見てる人のコンピュータに計算をさせてお金を稼ぐ仕組みだが、ネット広告もサイトを見てる人のコンピュータに、広告を表示するために絵や文字をかかせて、お金を稼いでいる。両者に大きな違いを見出すことはできないのである。Coinhiveはネット広告の一種であると考えるべきで、(ネット広告は明らかにウイルスでないから)ウイルスには当たらない。と多くのプログラマは考えているのだ。また中には、Coinhiveは広告と同じだから悪いことではないと考えるプログラマもいる。それはこういう理屈でなのだ。
Q でもやっぱり勝手に採掘するのは悪そうなんだけど?
A 採掘とは数学の問題を解くことで、それ以外は特に何もしない。パソコンやスマホを壊したり、個人情報を抜き取ったり、あなたのお金を盗むような悪いことは一切していない。勝手に採掘といっても、あなたのコンピュータに貯蔵されていた金塊を勝手に掘り出しているわけではない。安心してもらいたい。
A まず、意図というものは個人個人で異なる。そこで「社会通念上」という前提のもとで法律の話は進めなくてはいけない。たしかに、ネット広告のように長い歴史をもつものなら、「仕方ないよね」という意図が社会で一般化するだろう。しかし、Coinhiveは今までになかった新しい発明であり、「良いもの」「悪いもの」「仕方ないもの」といった社会での認識は形成されていない。新しいものはよく人々の思い込みとは違うことを実現する。最初にスマートフォンが出たとき、携帯なのにボタンがついていないのは「意図に反したデザイン」だったはずだし、最初に動画広告ができたときは、それを見た人はさぞ驚いたはずである。(僕もそうだった)今までの人々が知らない発明は、みんな「そんな事考えなかった」という反意図性を持っている。もし、それが「意図に反する」から「ウイルス」とされてしまうと、コンピュータに関わる分野では、新しい技術はすべてウイルスとなってしまうことになる。
A 仮想通貨とキャッシュレス決済はなにが違うでしょうか?それは「中央なき分散型システム」である点です。例えばPayPayなら、それぞれのユーザーのPayPay残高はすべて、PayPayの中央サーバで管理されています。中央サーバが「AさんはX円」「BさんはY円」「CさんはZ円」というふうに記憶しています。AさんがBさんにお金を送ったら、管理しているデータを書き換えることで対応します。対して、仮想通貨はそれぞれの残高はそれぞれのユーザーが管理します。Aさんが「私はXコイン持っています」といい、Bさんが、Cさんが、というわけです。AさんがBさんにコインを送ったら、それそれがデータを書き換えて対応しています。
しかし、この方法だと、Aさんがお金を送ったのに自分の残高を書き換えない、といった不正が可能になってしまいます。というか、自分で管理しているんですから、いくらでも書き換えられるわけです。そこで、不正防止のため、仮想通貨を使う人はすべて正確な取引記録を持つことになっています。取引記録はコインが初めて作られたときから、いままでのありとあらゆる人の間の取引の中で作られており、一本のひものように、現在から最初までたどることができます。改ざんするためには、ひもを切って、切ったところに新しい紐をまるで結んでいないかのようにつけ、さらにもとの長さまで取引記録のひもを作り直さなくてはいけません。これは現実的に不可能とされています。このような仕組みで仮想通貨は不正を防止しています。
しかし、このひもを作るためにはたくさんの計算が必要です。誰が誰と取引をして、というデータをまとめるには誰かがたくさんの計算をしなくてはいけません。これを喜んでやってくれる人はいないので、やってくれた人に仮想通貨を配る仕組みがあるのです。これを採掘とよんでいます。つまり、採掘は別に掘っているわけでなく、バイトをして賃金をもらっている感覚に近いです。
このような仕組みはブロックチェーンと呼ばれています。分散型台帳技術ともいわれます。この呼び方のがわかりやすくて好きですね。